公開授業のお知らせ —サイエンスビジュアリゼーション演習—

先日お伝えしましたサイエンスビジュアリゼーション演習のプレゼンテーションと講評は、公開授業として行われることになりました。科学的なテーマを視覚的に分かりやすく表現するという、とても興味深い授業です。是非聴講してください。写真は昨年度の様子です。(高崎)

サイエンスビジュアリゼーション演習 プレゼンテーション&講評
日時:9月26日(金)14:00〜17:00
教室:5C513
■履修生1名につき4分間のプレゼンテーションと担当教員による講評があります。
【担当教員】
田中佐代子先生(芸術系)、マットウッド先生(生命環境系)、小林麻己人先生(医学医療系)、野村港二先生(生命環境系)、三輪佳宏先生(医学医療系)、八木勇治先生(生命環境系)、和田洋先生(生命環境系)、渡辺政隆先生(広報室 サイエンスコミュニケーション)
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結チーム 窯入れ

9月16日(火)
14日(日)に行われたワークショップで作っていただいた器の窯入れを行いました。
幾日か経ち改めて作品を見ると、参加者の方の、様々で自由な形の器がずらっと並ぶ様子にほっとしたような気持ちになりました。
そしてどれが誰の作品なのかを記録し、窯に並べた後、スタッフのみんなで窯の焼成温度を設定し(今回は素焼なので800℃)、今日はお開きになりました。
焼く前と焼いた後ではかなり印象が変わるので、今から焼き上がりが楽しみです!
(芸術3年 野口)

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結チーム「結の器ワークショップ 第1回」

9月14日(日)
爽やかな秋晴れの下、結の器ワークショップ第1回が行われました!
福島県の双葉町、富岡町、樽葉町などから来られ、つくば市に住まわれている方々、つくば市在住の方、今回は留学生の方も参加していただき、賑やかな会になりました。今年は参加者の半数以上が、去年に参加してくださった方々で、「今年こそもっと上手く作りたい!」と意気込んでくださり、とても嬉しく思いました。
ワークショップ1回目の器作りということで、杯と碗をそれぞれひとつずつ、2つ割りの石膏型を使って作りました。
2人一組でペアを組み、石膏型の半分ずつを使って原型を作っていきました。はじめに制作した杯の方は、私たちスタッフがあらかじめ作っておいた桜柄の練り込み板を、碗の方はピンク色の粘土と白土を使って、模様を自分たちで考えながらオリジナル粘土板を作り、形を整えて、石膏の型の形に落としこんでいきました。そして2人の型を合わせ、最後に高台をつけて完成しました。
参加者の方は、それぞれの模様を考えるとき、初めて会う隣のペアの方と熱心に話し合っていたり、スタッフは作業の過程で困っていそうな方がいたら声をかけにいったりと、ワークショップはお互いに会話の絶えないものになりました。
参加者の方々が、学生による作業のデモンストレーションを見ながら「おお〜っ」と歓声をあげてくれた事、この部分はこんな工夫をしたと丁寧に話してくれた事、震災やこれからの生活に対して思う事など、器作りを通して器のことだけでなく、震災、被災、今の生活、これからのこと、様々なことがつながって見えたように感じました。

今まで会議を重ねて、何をするのか、何がしたいのか考え、淡々と準備を重ねながらこのワークショップの日を何とか迎えることができました。それぞれのスタッフがそれぞれの仕事をしっかり行ったおかげで良い1回目を迎えられたと思います。
次回は来週の9月21日(日)です。今回作った杯と碗の釉薬付けを行います。次回もみんなで楽しいものにしていきたいと思います!
(芸術3年 野口)
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エンパシーチーム「抱きしめて、いわき」

エンパシーチームが7月18日にいわき駅周辺でおこなった、第1回目のフリーハグの様子が
youtubeにアップされました。ぜひご覧ください。(赤木)

【「抱きしめて、いわき」とは】
いわき市内で活動をおこなう中で、様々な分断があることや人それぞれに問題意識が異なることを知りました。「いわきに住んでいる人たち」と「いわきに来ている人たち」そして「いわきからはなれている人たち」をつなげたいと考えました。立場や問題意識が異なる中でも共有できる思いを表現するものとして、このフリーハグを実施します。そしてその様子を映像化し、配信することで「いわきからはなれている人たち」にも共有感を届けます。

気仙沼復興支援 地域に寄り添うデザイン

8月30日に清龍寺の地蔵尊まつりが開催されました。
この地蔵尊まつりにあわせて、流木を利用した行灯を40個ほど制作しました。
気仙沼市内の小泉海岸はまだ被災したままの建物が残っています。打ち寄せる波に運ばれた流木は時間の経過を物語ります。
流木とLEDライトを組み合わせ、学生たちは、思い思いに組み立てました。商店街の店舗前で、通りかかった地域の人たちとの会話が生まれました。
できるだけ簡易で安価な制作を心掛けました。地域の子どもたちや住民の方々でも自由な発想で制作できることを志しました。
浸水した通りに灯りを並べて置きました。まつりの会場に誘う鎮魂の灯りです。
灯りを見た方から、欲しいという声があがり、自由に持ち帰っていただくことにしました。まつりが終わると、気に入った灯りが持ち運ばれ、気づいたら一つも残っていません。
翌日には、さっそくディスプレイに飾られていました。一階天井まで浸水した店舗です。
(野中)
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『いわきノート』の新企画「リレーボイス」が始動

映画『いわきノート』の新企画「リレーボイス-目指せ47都道府県制覇」がスタートしました。
「リレーボイス」は、任意の知り合いに『いわきノート』をリレー方式で見てもらい、次の人へと繋いで日本全国の方に『いわきノート』を届けるためのネット上の企画です。また、この企画では参加者を通じて各地での自主上映開催のきっかけとなることも目指します。
「リレーボイス」のサイトでは、リレーの状況を随時中継していくと共に、参加して頂いた方からの感想をご紹介して参ります。
現在、47都道府県制覇を目指して3ルートで展開中です。
映画を通じた感想や声の繋がり、更にそこから人と人とのつながりが生まれることを期待します。(飯田)

>> リレーボイス-目指せ47都道府県制覇

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サイエンスビジュアリゼーション演習

8月28日と29日、サイエンスビジュアリゼーション演習の集中授業が行われました。この授業の目的は、サイエンスを視覚的・効果的に表現することです。今年度の履修生は、芸術専門学群20名、医療科学、生物学、地球学、化学などサイエンス系が16名の計36名です。
学生は6つのチームに分かれ、例えば「地球の進化」や「地震の発生メカニズム」などのテーマについて、専門の先生の解説を受けながら、グラフィックソフトによるイラストレーション表現に取り組みます。芸術系の学生は科学的なシステムを理解することに頭を悩ませ、サイエンス系の学生は慣れない描画作業にもどかしさを感じつつも、協力しながら取り組んでいます。
中間チェックの後、9月26日午後にプレゼンテーションと講評会が行われる予定です。完成作品はまたここでご紹介したいと思います。(高崎)

【担当教員】
田中佐代子先生(芸術系)、マットウッド先生(生命環境系)、小林麻己人先生(医学医療系)、野村港二先生(生命環境系)、三輪佳宏先生(医学医療系)、八木勇治先生(生命環境系)、和田洋先生(生命環境系)、渡辺政隆先生(広報室 サイエンスコミュニケーション)
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情報発信チーム 広島リサーチ

映画『いわきノート』をより多くの人に発信すべく活動を行っている情報発信チームが、広島市での上映会開催に向けて、8月21、22日と現地視察を兼ねた打ち合わせに行ってきました。
広島での上映は、広島大学の復興支援学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」と共催という形で企画を進めており、顔合わせとなる今回の打ち合わせでは、お互いの活動の紹介と、上映会のテーマについて意見交換を行いました。
また、広島市在住の漫画家、西島大介さんにも上映会にご協力いただけることになり、共通のテーマのもと西島さん、つながりさん、いわきノート共同監督と、それぞれの立場から震災を語るトークセッションを上映後に行う方向で計画を進めています。
打ち合わせ後には広島市内を巡り、原爆ドームや平和記念資料館を訪れました。原爆による放射線被害の問題に触れて、広島という地で『いわきノート』を上映する意味についてもう一度メンバーで共有する必要を感じました。(飯田)
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潮音寺万燈会「宙(そら)のカタチ」

8月13日から16日にかけて行われた潮音寺(潮来市日の出)の万燈会で、13、14日の二日間、潮来チームが灯籠の演出を行いました。
潮来チームがこれまでにワークショップを行ってきた潮来市立日の出中学校の生徒さんたちのお手伝いのもと、およそ一万基に及ぶ灯籠を並べました。
灯籠を星に見立て、天の川をイメージした光の演出は、地域の未来を担う子ども達の無限の可能性を願います。
また、会場には参拝者が自由に書き込めるメッセージボードを設置し、潮来のいいところや万燈会の思い出など、たくさんの方にメッセージをご記入いただきました。
潮音寺や日の出小・中学校周辺はまだまだ震災による液状化現象の被害が色濃いですが、ようやく本格的な復旧工事が進み始めているとのお話も伺いました。
学生たちは、参拝者の方々にアンケート調査を行い、変化する現地のニーズを汲み取りながら今後の活動に繋げていきます。
(飯田)

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おおくまつくば夏祭り 2014

8月10日(日)「おおくまつくば夏祭り」が今年も会津若松市の城北小学校北応急仮設住宅で開催されました。

今年はおおくまふるさと塾の布芝居、IORI倶楽部、七輪陶芸などの出店があり、会津や喜多方の地域の方々にもご協力をいただきました。
当日は台風の影響であいにくのお天気でしたが、仮設の方も地域の方も楽しく参加して頂けたのではと思います。
また、夕方から子供たちは子供神輿を元気いっぱい担いで仮設内を練り歩き、最後には大熊の盆踊りをみんなで踊りました。
今回は昨年よりも、大熊町の方にたくさんのお話を聞く事ができました。それらのお話を今後どうかたちにして発信してゆくのか、話し合いを進めていきます。
(赤木)

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