体感体験ラボ「はなわまち湖水伝説・義家と湖のおおきな龍ワークショップ」開催

2016年2月20日(土)に福島県塙町にてパペットを用いた人形劇のワークショップを行いました。
参加者は、塙町在住の小学1年生から6年生までの36名に集まってもらいました。ワークショップ有志の集まりによる「はなわ探検隊」と呼ばれる生徒さん達で、今回は2015年度9回目で最後を飾るかたちとなりました。そのため、とても元気いっぱいに勢い良く参加してもらえました。

人形劇は、古来より塙町に伝わる湖水伝説を元に脚本を制作しました。出演は、八幡太郎義家とカッパ3匹、白いおおきな竜です。
『義家が塙町を旅をしている途中におおきな湖を発見します。湖に近づくとぐるぐると動く影が!義家は塙町でも1番高いとされる弓張山へ登り、その影に向かって弓を放ちました。小さなカッパが出てきて「止めて!」と言い、一緒に竜退治をお願いします。子ども達へもパペットを制作し、自分たちの仲間を作ってと助けを請いました。その後、子ども達みんなとパペットによる仲間を制作しました。後半劇にはちいさなカッパのお兄さんカッパが2匹登場し、実は竜は悪者ではないと諭しました。義家が放った矢をみんなで竜から抜いてくれと頼みます。お兄さんカッパがおまじないをすると白いおおきな竜が登場し、子ども達に矢を抜いてもらいました。ラストには義家が喜びをお祭りによって表現しようとみんなで大きな輪になってダンスによる宴をし、めでたしめでたしとなりました。』

約1時間30分のワークショップでしたが、アンケートには、「時間が短かかった」など意見もあり、とても集中して楽しんでもらえたようでした。「とても楽しかった」や「スタッフにたくさん手伝ってもらった」などのアンケート結果が多数であり、子ども達には大変喜んでもらい、パワフルに参加してもらったことは体感体験ラボのみ
んなにも刺激と達成感を与え、お互いの相乗効果によって気持ちが高められた会となりました。ラボの学生には多くの準備で大変な部分が目立ちましたが、終了後は心地よい疲労感と共に笑顔でつくばの帰路に着きました。
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体験・体感ラボ 大曽根児童館ワークショップ開催

体験・体感ラボでは12月9日につくば市の大曽根児童館でワークショップを開催しました。
開催にあたり、児童館の特色や子どもの対象年齢、また、開催する地域に関しての事前リサーチを行い、つくば市谷田部の地域性と創造性、そして身体性を組み合わせた人形劇のストーリーについて話し合いを重ねました。
ストーリー決めでは、今回江戸時代のつくばに実在した飯塚伊賀七という発明家を人形劇に登場させ、谷田部郷土資料館での見学もふまえ、「小田城」や「輪時計」「からくり人形」などをキーワードにサブテーマの検討を行いました。
結果として伊賀七の発明品であるからくり人形の部品が泥棒に盗まれてしまった、という導入から、皆でパペット人形を作って伊賀七を助けにいこう、という展開にまとまり、人形劇の練習、音響、パペット造りの材料選定、安全性の確保、子ども達への対応等、これまで実施したワークショップ経験も活かしながらの準備が進められ、本番を迎えました。
大曽根児童館の子ども達はとても元気で、人形劇のレスポンスやパペット制作も積極的に取り組み、泥棒のアジトへ忍び込み身体を動かす場面では、暗闇の中で障害物を越えながらスリルを楽しんでいる様子でした。
ワークショップを通じ、ラボのメンバー中でも大人と違って言語的な介入が難しい子どもに対して遊びや創造、表現が心のケアにつながるのではないかという新たな発見が生まれています。(芸術MC1年 長田)

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空き空間チーム「いどばたギャラリー」開催

空き空間チームでは11月1日〜5日までの期間、「いどばたギャラリー」を開催しました。
現在使われていない空き地にアート作品の展示を行うことで、井戸端会議のように自然と人が集まり、会話が生まれるようなコミュニティスペースを作ることを目指しました。
展示したのは、10月24日のワークショップで北条小学校の子どもたちやふれあい館の皆さんと一緒に作ったカラフルな秋色はっぴです。
期間中は、多くの人が足を止めて展示を見てくれました。来てくれた皆さんと会話をしたり、はっぴを着て写真を撮ったりと楽しい時間を過ごすことができました。
ワークショップに参加してくれた子どもたちもそれぞれ作ったマイはっぴを着て遊びに来てくれました!

また、まちづくり振興会の皆さんのご厚意で、11月14日に宮清大蔵にて行われたウィーンピアノ四重奏団のコンサートの際にも展示をさせていただきました。ウィーンフィルの方々もはっぴを着てくれました!
宮清大蔵のクラシックコンサート
(社工4年 村中)

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空き空間チーム「はっぴづくりワークショップ」開催

空き空間チームでは10月24日に、北条小の子どもたちとはっぴづくりワークショップを行いました。
これは11月1日に開催する「いどばたギャラリー」に向けた企画で、展示用の5色のカラフルな秋色はっぴに加えて、それぞれマイはっぴのデコレーションを行うワークショップです。
「いどばたギャラリー」を秋の北条市と筑波山麓秋祭りという二つの祭りに合わせて開催し、子どもたちと空き空間チームのメンバーではっぴを着ることで、若い世代にも祭りや地元に興味を持ってもらいたいと考えました。
また、かつて呉服店が営まれていた北条ふれあい館ではっぴを作ることで、子どもたちにも北条の歴史を感じてもらいたいと考えました。

最初は戸惑っていた子どもたちも、慣れてくると自由な発想で思い思いのデコレーションをしていました。みんな一生懸命作業してくれたおかげで、たくさんの素敵なはっぴが完成しました。「いどばたギャラリー」での展示が楽しみです!
ふれあい館の皆さんには、この日以外にも、はっぴの縫い方を教わったり、作業を手伝っていただいたりと大変お世話になりました。ありがとうございました!
(社工4年 村中)

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竈プロジェクト「秋の北条市」

11月1日は秋の北条市でした。だんだん寒くなってきましたが、天気にも恵まれて気持ちのよいスタートが切れました!
今回竈プロジェクトは自分だけの「マイかまど」が作れるワークショップを行いました。初めはみんな「マイかまどって・・・?」という顔をしていましたが、始めてみたら形に凝り出す人がいたり、落ちていた石やカラフルなレンガを埋め込んでみたりと、かわいい竈がたくさんできました!作った竈は実際は2、3日日に当てて乾かすのですが、今回は早めに乾かすために大きい土竈で火にかけました。一緒に作ってくれた子達は自分の作った竈がピザのように焼けていくのを興味深々で見つめていました。
また、北条市の片付けが終わった夕方からは、北条の商工会の方や振興会の方と竈チームで懇親会を開きました。新しく今年から入った竈メンバーは北条の方々と初めて正式に顔合わせができ、また竈チームが北条で活動し始めた頃のお話や、そのきっかけとなった竜巻についてのお話を聞くことができました。美味しいご飯とお酒を頂きながら、とても楽しい時間を過ごすことができました。これからもよろしくお願いします!
(芸術3年 町長)

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潮来チーム「筑波大生とつくる!空想イタコタウン」

11月7日(土)に潮来市民文化祭で、「筑波大生とつくる!空想イタコタウン」のワークショップを行いました。空き箱や紙コップを使用して空想の街をつくるというイベントでした。
多くの子供たちが来場し、準備された素材を最大限に活用して思い思いに建物や人、乗り物を作りました。気球を空に浮かばせたり、観覧車や水族館ができたりと、子供たちの創造性の豊かさに驚くことの連続でした。
子供の付き添いでいらっしゃった大人の方も夢中になって制作しており、私たちも一緒になって楽しむことができました。
また、工作をしない方にも会場の様子を見に来ていただけるように、建物1階の受付で土台に簡単に挿せるアヤメを作って配布していました。そのため、幅広い年代の方が会場に足を運んでくださり、多くの方が携わってイタコタウンを作り上げることができました。
終了時間には、初めの状態からは考えられないほど、立派な街が完成して感動しました。
嬉しく感じたことは、工作を通じて子供たち同士、大人の方同士の会話が弾んでいたことです。今回の活動で芸術に関わる内容で潮来の人々を繋げることができたのではないかと思います。これから潮来が復興に向かう過程で、住民の方同士の交流の輪がさらに広がれば幸いです。(芸術4年 小笠原)

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結の器プロジェクト「第4回ワークショップ」

第3回ワークショップから1週間後の10月4日(日)に4回目のワークショップを行いました。
今回は器の最終仕上げということで、前回作り上げた器を素焼きし、釉薬をかける作業をしました。釉薬は「透明釉(透明でつるつるした質感になるもの)」と「モミ灰釉(少しざらっとした質感になるもの)」の2種類を使いました。
釉薬かけは一発勝負。仕上がりをイメージしつつ、皆さん真剣な面持ちで取り組んでいました。釉薬をかけただけの状態だと差が分かりにくいですが、これを本焼きすると…!
期待に胸を膨らませつつ窯詰めを行いました。
このあと本焼きを経て、いよいよ器は完成となります。次回10月11日(日)のワークショップでは、完成した器を使った食事会を行います。
1週間後がとても待ち遠しいです。
(芸術4年 三宅)

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結の器プロジェクト「第3回ワークショップ」

第2回ワークショップから少し間を空けて、9月27日(日)に第3回ワークショップを行いました。
この日は全員参加の回。いよいよ器の形をつくります。
まずは三色の粘土の中から、器のベースとなるものを選び、板のように薄く粘土を切っていきます。
ベースが準備できたら今度は装飾用のパーツづくりです。ここで、第2回ワークショップで作っていただいた「練り込み板」も登場。クッキー型や竹串を使って、好きなカタチに粘土をカットしていきます。
たくさんできたパーツは、参加者の方同士でシェアをします!
集めたパーツをベースの上に自由に配置して、オリジナルの模様をつくっていただきました。
最後に、第1回で制作した型にベースを張り込み、形を整えたら、完成です。
最初はどんな模様にすれば良いか、迷いながらの制作でしたが、午後からは一変、皆さんそれぞれに「ああしたい」「こうしよう」と、どんどん作業が進んでいきました。
次回10月4日(日)は、いよいよ最終仕上げを行います。
それぞれのこだわり・個性が光る、素敵な作品が揃いそうです!
(芸術4年 三宅)

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結の器プロジェクト「第2回ワークショップ」

9月6日(日)に第2回ワークショップ「土作り」を行いました。
まずは粘土を器に使用できる状態にするため、「菊練り」という作業に取り組んで頂きました。菊練りは粘土の空気を抜く大切な作業。手の使い方にコツが必要で、なかなか難しい作業でもあります。参加者の皆さんも「難しい〜」といいながら、何度も挑戦していました。次第にコツをつかんでとても良い粘土ができていました。
次に「練り込み板」という、あらかじめ模様の入った粘土を作る作業を行いました。こちらは班毎に連携してスムーズに板ができていきました。
少々体力勝負だった第二回ワークショップでしたが、参加者同士の会話も増え、にぎやかな回となりました。
次回はすこし間が空いて9月27日(日)に、要となる器の成形を行います。どんな器ができるのか、とても楽しみですね!
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結の器プロジェクト「第1回ワークショップ」

9月5(土)は結チームの第1回ワークショップでした。今回の器作りの土台となる「型作り」をしました。
大きな塊状の粘土を成形したり、大量の石膏を使ったりとなかなか体力勝負な作業が多かった初回でした。
参加者の皆さんは真剣な面持ちで作業をしながらも、協力して作業をしたり笑顔でお話している姿が多く見られました。
「これからどんな器ができるのか楽しみ」という声が上がり、嬉しい限りです。
9/6の第二回は実際に使用する粘土を準備する「土づくり」を行います。連日の活動になりますが、明日も楽しく作業できますように!
(芸術4年 三宅)
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