11月7日(土)に潮来市民文化祭で、「筑波大生とつくる!空想イタコタウン」のワークショップを行いました。空き箱や紙コップを使用して空想の街をつくるというイベントでした。
多くの子供たちが来場し、準備された素材を最大限に活用して思い思いに建物や人、乗り物を作りました。気球を空に浮かばせたり、観覧車や水族館ができたりと、子供たちの創造性の豊かさに驚くことの連続でした。
子供の付き添いでいらっしゃった大人の方も夢中になって制作しており、私たちも一緒になって楽しむことができました。
また、工作をしない方にも会場の様子を見に来ていただけるように、建物1階の受付で土台に簡単に挿せるアヤメを作って配布していました。そのため、幅広い年代の方が会場に足を運んでくださり、多くの方が携わってイタコタウンを作り上げることができました。
終了時間には、初めの状態からは考えられないほど、立派な街が完成して感動しました。
嬉しく感じたことは、工作を通じて子供たち同士、大人の方同士の会話が弾んでいたことです。今回の活動で芸術に関わる内容で潮来の人々を繋げることができたのではないかと思います。これから潮来が復興に向かう過程で、住民の方同士の交流の輪がさらに広がれば幸いです。(芸術4年 小笠原)
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潮来チーム 日の出中学校文化祭に参加
10月11日(土)文化祭看板の共同制作
潮来市立日の出中学校の文化祭に向け、美術部の生徒と一緒にステージ看板の共同制作を行いました。昨年、一昨年は大学生の考えたデザインを一緒に制作していましたが、今年は中学生が考えた案に私たちが制作協力するかたちで行いました。大勢で分担して作業したため、予定より短時間で看板は完成しました。そこで美術部の先生が急遽、プラスチック板を使ったキーホルダー作りのワークショップを企画して下さいました。看板制作の際に話すことができなかった生徒とも交流ができ、とても楽しい時間を過ごしました。
11月1日(土)日の出中学校文化祭の前日準備
文化祭では潮音寺万燈会における光のアートプロジェクトの活動を紹介する展示コーナーを設けました。この展示によって、万燈会当日に来ていない方にも潮来チームの活動を知ってもらうとともに、少しでも地域の話題のきっかけになってほしいと考えました。展示内容は万燈会に関して、今回のプロジェクトのコンセプト、中学生との交流や点灯後の写真、灯籠の配置図、万燈会当日来場者に書いていただいた感想などを時系列に沿って配置しました。
11月2日(日)の文化祭当日
展示コーナーの前で立ち止まってじっくり読んでくれる方や、展示の前で写真を撮っている保護者の方がおられました。展示を見ながら話す中学生の姿も見られました。また、日の出中学校から展示部門特別賞として賞状をいただきました。多くの方に見て頂くことで、私たちの活動を知ってもらうという目的は達成できたように思います。
驚いたことは、一昨年行った文化祭装飾プロジェクトが引き継がれていたことです。有志の先生方と生徒さんで行ったそうです。ステージ看板制作もそうでしたが、これまでの潮来チームの提案を中学生が引き継いでくれていることがとても嬉しく感じました。私たちが関わって行ったイベントも、今回の日の出中学校のように、地元の方同士で企画・進行していく中で人々の繋がりの強化に役立つことを願っています。(芸術3年 小笠原)
潮音寺万燈会「宙(そら)のカタチ」
8月13日から16日にかけて行われた潮音寺(潮来市日の出)の万燈会で、13、14日の二日間、潮来チームが灯籠の演出を行いました。
潮来チームがこれまでにワークショップを行ってきた潮来市立日の出中学校の生徒さんたちのお手伝いのもと、およそ一万基に及ぶ灯籠を並べました。
灯籠を星に見立て、天の川をイメージした光の演出は、地域の未来を担う子ども達の無限の可能性を願います。
また、会場には参拝者が自由に書き込めるメッセージボードを設置し、潮来のいいところや万燈会の思い出など、たくさんの方にメッセージをご記入いただきました。
潮音寺や日の出小・中学校周辺はまだまだ震災による液状化現象の被害が色濃いですが、ようやく本格的な復旧工事が進み始めているとのお話も伺いました。
学生たちは、参拝者の方々にアンケート調査を行い、変化する現地のニーズを汲み取りながら今後の活動に繋げていきます。
(飯田)
万燈会「宙(そら)のカタチ」開催のお知らせ
潮来チームが8/13〜16に茨城県潮来市の潮音寺で行われる万燈会において、灯籠による光の演出を担当します。
潮音寺の万燈会は、毎年お盆の時期に約一万基の献灯により先祖への感謝の思いを込めて行われている行事であり、一昨年からは、東日本大震災で亡くなった方々への追悼と復興への願いも込められています。
今回、潮来チームは「宙(そら)のカタチ」をテーマに、地域の未来を担う子ども達の無限の可能性をイメージし、燈籠を星に見立てた光の演出を行います。
灯籠の設置には、一昨年、去年と潮来チームがワークショップを行ってきた潮来市立日の出中学校の生徒さんたちが手伝います。
ぜひご来場下さい。
(飯田)
【日時】
2014年8/13(水)〜16(土)
午後6時30分(点燈開始)〜10時 入場無料
※CR潮来チームによる演出が見られるのは13(水)、14(木)のみ
※雨天・強風によって万燈会中止の場合もあります。
【場所】
潮音寺(茨城県潮来市日の出)
写真:大学内で行った設置テストの様子
潮来チーム視察
潮来チームは、5月23日にチーム全員で潮来市へ現地視察に行ってきました。潮来市の日の出地区は東日本大震災で液状化現象などにより大きな被害が出た場所です。震災から3年たった今でも、すべての道路が補修されてはいませんでした。昨年と比べてきちんと舗装された部分、工事途中のままほとんど変わっていなかった部分を実際に見て、あまり報道されなかったその被害の大きさを実感しました(写真上)。
また水雲山潮音寺というお寺を訪問し、僧侶の橋本さんに日の出地区についてのお話を伺ってきました(写真下)。特に印象に残っているのが、幼稚園の復興が町を守ることにつながるという言葉です。ニュータウンである潮来市では親世代は故郷が別の場所にある人が多いですが、ここで生まれた子世代は潮来市が故郷になり、これからの街づくりを担うことになるかもしれません。潮音寺が経営する慈母幼稚園の活動を聞き、その積極的な姿勢に感銘を受けました。私も何か地域の力になりたいと改めて思いました。(芸術3年 山崎)
潮来チーム成果報告展が開催
潮来市立日の出小・中学校合同ワークショップ開催
潮来チームが10月31日に茨城県の潮来市立日の出小学校の四年生を対象にハロウィンイベント「紙袋でつくる仮面ワークショップ」を行いました。
元気いっぱいの小学生たちがそれぞれに趣向を凝らした仮面を紙袋で制作し、完成したものを被って写真撮影をします。
今回は、8月にワークショップを行った日の出中学校美術部の生徒が、CRの学生といっしょに小学生の作業をフォローしました。
潮来チームは、震災後の課題として露呈した新興住宅地間のつながりの強化をテーマとし、地域の教育拠点である小・中学校を連携させたワークショップを企画しています。
今回のワークショップの様子は、11月9日に行われた日の出中学校の文化祭で展示され、中学生をはじめ、来場した父兄や小学生たちの注目を集めました。(飯田)
潮来市立日の出中学校ワークショップ
8月21日(火)午前、潮来市立日の出中学校美術部のみなさんと一緒に紙袋仮面制作のワークショップを行いました。
紙袋は簡単に手に入り、加工しやすく、日用品として馴染みのある素材です。
このワークショップでは、紙袋を使ってオリジナルの仮面を作ってもらい、ポーズをとって記念撮影をしました。
紙袋の覗き穴の位置を正しく合わせる作業は、一人では出来ません。
まっすぐ被って自分の目の位置を指差し、誰かにその位置にしるしをつけてもらうことではじめて正確な位置を決めることができます。このちょっとした共同作業も重要です。
完成した仮面を自分で被るだけではなく、友達や先生に被せてみたり、友達のユニークな発想を見て驚いたり、なかなか楽しいワークショップとなりました。
全員で記念撮影をした後は今日の感想を書いてもらい、材料や道具について幾つか改善点も提案してもらいました。
この日のワークショップは、10/31(木)ハロウィンの日に開催する日の出小・中学校合同ワークショップの準備も兼ねています。
普段なかなか関わる事のない小・中学生の子供達どうしが共通の思い出を作る事で、地域の絆をさらに強く、広くするきっかけを作るのがこの一連のワークショップの目的です。
次回参加者は総勢100人ですので、今回とは規模が全く違います。
今回の反省点を活かして、しっかり準備を整えて臨む必要があります。(上浦)
潮来チーム:文化祭装飾プロジェクト
当プロジェクト潮来チームが、潮来市立日の出中学校において、「文化祭装飾プロジェクト」を行いました。
日の出中学のある日の出地区は、東日本大震災で液状化現象の被害を受けました。
未だに道路や歩道には大きな傷跡が残っています。
このプロジェクトは、日の出中学校の文化祭を活気のあるものにし、その元気が地域全体に広がるようにという想いから始まりました。
学生たちは文化祭以前より中学校に何度も通い、中学生とともにプランニングから飾りの制作まで行いました。(片岡)
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視点構築演習 中間発表会
視点構築演習では、夏休みより7チームがそれぞれのエリアに分かれリサーチを進めてきました。
本日はその中間発表が行われました。それぞれのチームごとに復興へのアプローチの仕方が違ってバラエティーに富んだ発表会になりました。それぞれのプランの実現にむけて邁進しましょう。(片岡)
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