3月22日(火)に札幌市立大学COCキャンパス(札幌市真駒内)にて『いわきノート』の上映会が開催されました。CRが主催となって開催する最後の上映会でしたが、45名の参加者があり盛会となりました。上映後は学生監督と参加者との意見交換会が行われ、取材当時の様子や、制作の進め方など様々な質問が寄せられました。
また、上映会に関連して、CRの大熊町チームの作品も展示されました。この作品はいわき市に住むある家族の震災後の動きを追ってテキストと写真によってまとめたものです。大熊町チームの学生も来場し、上映会の前後の時間で来場されたたくさんの方々と交流しながら作品を紹介しました。
ご来場いただいたみなさま、札幌市立大学のみなさま、誠にありがとうございました!(飯田)
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『いわきノート』が3月11日にYouTubeで無料公開
ドキュメンタリー映画『いわきノート』の本編がこのたび震災から5年を迎える3月11日(金)にYouTubeで無料公開されます。また、映画に出演いただいた方々を学生監督たちが今年の2月に再び取材した『iwaki 2016.2.5』も同時に公開されます。
公開に伴い、『いわきノート』WEBサイトもリニューアルいたしました。こちらでは本編視聴ページのほかに、撮影を行った学生監督たちのコメントや、映画のストーリー、映画に登場する言葉の用語説明なども掲載されています。WEBサイトは英語にも対応しています。
少しでも多くの方にこの映画を届けたいと思います。まだご覧になっていないお知り合いの方々にも是非お知らせください。
よろしくお願いいたします!
(飯田)
> ドキュメンタリー映画『いわきノート』WEBサイト
『いわきノート』いわき市を再び取材、インタビュー映像制作中!
茨城県震災復興シンポジウムで『いわきノート』上映&大熊町チーム展示
1月14日(木)、茨城県総合福祉会館で行われた茨城県震災復興シンポジウムにおいて、映画『いわきノート』の上映と、大熊町チームによる平面作品の展示が行われました。
このシンポジウムは筑波大学の社会工学類が中心となって取り組んでいる巨大地震プロジェクトの主催により、巨大地震に対する適応能力の向上を目指して福島や茨城を中心に様々な地域で行われています。このシンポジウムでの『いわきノート』の上映もかれこれ3回目です。
上映後には学生監督とスタッフによるトークショーが行われ、震災から5年、映画の撮影から2年経った監督たちの心境や、最近になって訪問した仮設住宅の様子の話、作品の今後に対する思いについて語られました。
また、会場のロビーでは大熊町チームが、いわき市在住のある家族の震災以降の行動を写真とテキストで記録した平面作品を展示しました。
シンポジウムにおける学術的な考察と、CRの活動におけるパーソナルな描写とのコントラストが、この災害をいろんな角度から考えるきっかけを生んでいるように思いました。(飯田)
『いわきノート』上映会 KKH×武蔵美×学生監督
11/14(土)に新宿で『いわきノート』の上映会が行われました。
この上映会は、筑波大学の留学提携校にあるスウェーデン王立美術大学(KKH)の先生と学生が研修で来日しているタイミングに、武蔵野美術大学の映像学科の学生さんを交えて開催したものです。今年の9月までKKHに留学していた筑波大学の院生の平野さんが企画してくれました。上映会には『いわきノート』学生監督も3名参加し、上映後には質疑応答が行われました。スウェーデンの学生からは、現在のいわき市の状況や避難者の状況について、また撮影後の学生監督たちと出演者との関わりについてなど、現在の状況に関する質問が多く寄せられました。映画の完成から2年近く経ち、被災地の状況も撮影当時(震災から2年半後)から刻々と変化してきているなかで、この映画の役割や意味も変化してきているように感じます。学生監督を中心に、制作側として議論すべき部分もあるように思いました。(飯田)
『いわきノート』ドイツ語字幕版作成中
現在ボン大学では、有志の学生さんによって『いわきノート』のドイツ語字幕制作が進められています。翻訳を担当しているのは日本学を専攻しているAlexander Tokarev(アレックサンダー・トカレフ)さん、Katja Engelhardt(カティア・エンゲルハート)さん、Yukiko Kuwayama(桑山裕喜子)さん、Caroline Block(カロリネ・ブロック )さんの4名です。今週、翻訳が一段落し原稿が監修者に渡ったとのこと。完成が見えてきました!ご指導くださっている田村先生はじめ学生の皆さん、本当にありがとうございます!
完成後はドイツ国内で上映展開できるよう、CRと筑波大学のボン事務局で準備を進めてまいります。(飯田)
ボン大学で『いわきノート』上映会開催
7/1(水)に、筑波大学と提携校にあるドイツのボン大学で『いわきノート』(英語字幕版)の上映会が行われました。
この上映会は今年2月に同大学で行われた上映会に参加していた学生さんが、他の学生にも見せたいと自主的に開催を申し出てくれたものです。当日は筑波大学に留学経験のある学生さんが筑波大学について紹介したり、上映後にはディスカッションも行われました。ディスカッションでは日本への留学を控えている学生から食物の汚染状況を心配する声があったり、福島の原発への関心が日本国内でどの程度あるのかといった話題が続いたそうです。日本の原発事故についてはドイツではすっかり忘れられているとの指摘もあったそうです。
当日はボンには珍しく猛暑だったようですが、20名前後の方にご参加いただきました。上映会を企画をしてくれた学生の皆さん、上映会に参加してくれた皆さん、フォローしてくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。(飯田)
ドイツのボン大学で『いわきノート』上映会開催
2月20日にドイツのボン大学にて「いわきノート(英題「FUKUSHIMA VOICE」)」の上映が行われました。ボン大学の学生や先生、地域の方々に見ていただきました。学生監督の岡崎、佐々木、三藤の三名がドイツに行き、上映後は鑑賞してくださった方々とディスカッション形式のトークショーを行いました。
学生監督それぞれが震災から今の日本について考え、映画を撮ったからこそ感じる想いを語りました。英語字幕版で上映を行い、ドイツ語と日本語でのディスカッションでしたが、時間が足りなくなってしまうほど活発に意見交換が行われました。会場からはメディアでは見ることがなかった日本の状況を見ることができたという意見や、新たな海外上映のお話をいただけたりなど、映画が伝わり広がっていく兆しを感じることができました。
上映会を開催してくださったボン大学のみなさん、協力してくださった方々、ご来場してくださったドイツのみなさん、ありがとうございました!
(芸術3年 佐々木)
金沢21世紀美術館で『いわきノート』上映会開催
3月8日に石川県の金沢21世紀美術館のシアター21にて「いわきノート×創造の都」が開催されました。今回の上映会は午前と午後の1日2回上映(日本語字幕付き)、上映後は劇中に登場したいわき市の農家の方とのコラボイベント「ふくしま菜!」を開催しました。当日は金沢市内外から様々な人々が会場に足を運んでくださり、午前の部で36名、午後の部で34名のほどの方が映画を鑑賞してくださいました。
上映後の学生監督挨拶では、千葉、鈴木絹彩、太智花の三人がそれぞれの想いを語りました。私からは今回の金沢上映会を企画した開催の想いを語り、被災地に暮らす人々の創造する力などを感じて欲しいと話しました。
上映後のイベント「ふくしま菜!」では劇中に登場したいわき市の農家の方とのコラボ料理を試食会という形で振る舞いました。来場者の方々は料理を楽しみつつ、学生監督達との会話や意見交換なども積極的に行っていました。来場者の方がその場で語ってくれた言葉の中で印象的だったのが、「インタビューで出てきたいわき市の人々の前向きな言葉や笑顔を見て、逆に元気をもらえた。震災を風化させないためにも、今後もこの活動を頑張って欲しい」という言葉でした。東日本大震災から今日で四年目、今後も皆と「いわきノート」を様々な地域や国で上映していきたいと思います。
今回の上映会の共催を引き受けてくださった21世紀美術館のみなさん、お手伝いスタッフの現地のみなさん、上映会にご来場してくださった石川県のみなさん、ありがとうございました!
(芸術3年 太智花)