気仙沼復興支援 地域に寄り添うデザイン

8月30日に清龍寺の地蔵尊まつりが開催されました。
この地蔵尊まつりにあわせて、流木を利用した行灯を40個ほど制作しました。
気仙沼市内の小泉海岸はまだ被災したままの建物が残っています。打ち寄せる波に運ばれた流木は時間の経過を物語ります。
流木とLEDライトを組み合わせ、学生たちは、思い思いに組み立てました。商店街の店舗前で、通りかかった地域の人たちとの会話が生まれました。
できるだけ簡易で安価な制作を心掛けました。地域の子どもたちや住民の方々でも自由な発想で制作できることを志しました。
浸水した通りに灯りを並べて置きました。まつりの会場に誘う鎮魂の灯りです。
灯りを見た方から、欲しいという声があがり、自由に持ち帰っていただくことにしました。まつりが終わると、気に入った灯りが持ち運ばれ、気づいたら一つも残っていません。
翌日には、さっそくディスプレイに飾られていました。一階天井まで浸水した店舗です。
(野中)
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