情報発信チーム 広島リサーチ

映画『いわきノート』をより多くの人に発信すべく活動を行っている情報発信チームが、広島市での上映会開催に向けて、8月21、22日と現地視察を兼ねた打ち合わせに行ってきました。
広島での上映は、広島大学の復興支援学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」と共催という形で企画を進めており、顔合わせとなる今回の打ち合わせでは、お互いの活動の紹介と、上映会のテーマについて意見交換を行いました。
また、広島市在住の漫画家、西島大介さんにも上映会にご協力いただけることになり、共通のテーマのもと西島さん、つながりさん、いわきノート共同監督と、それぞれの立場から震災を語るトークセッションを上映後に行う方向で計画を進めています。
打ち合わせ後には広島市内を巡り、原爆ドームや平和記念資料館を訪れました。原爆による放射線被害の問題に触れて、広島という地で『いわきノート』を上映する意味についてもう一度メンバーで共有する必要を感じました。(飯田)
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潮音寺万燈会「宙(そら)のカタチ」

8月13日から16日にかけて行われた潮音寺(潮来市日の出)の万燈会で、13、14日の二日間、潮来チームが灯籠の演出を行いました。
潮来チームがこれまでにワークショップを行ってきた潮来市立日の出中学校の生徒さんたちのお手伝いのもと、およそ一万基に及ぶ灯籠を並べました。
灯籠を星に見立て、天の川をイメージした光の演出は、地域の未来を担う子ども達の無限の可能性を願います。
また、会場には参拝者が自由に書き込めるメッセージボードを設置し、潮来のいいところや万燈会の思い出など、たくさんの方にメッセージをご記入いただきました。
潮音寺や日の出小・中学校周辺はまだまだ震災による液状化現象の被害が色濃いですが、ようやく本格的な復旧工事が進み始めているとのお話も伺いました。
学生たちは、参拝者の方々にアンケート調査を行い、変化する現地のニーズを汲み取りながら今後の活動に繋げていきます。
(飯田)

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おおくまつくば夏祭り 2014

8月10日(日)「おおくまつくば夏祭り」が今年も会津若松市の城北小学校北応急仮設住宅で開催されました。

今年はおおくまふるさと塾の布芝居、IORI倶楽部、七輪陶芸などの出店があり、会津や喜多方の地域の方々にもご協力をいただきました。
当日は台風の影響であいにくのお天気でしたが、仮設の方も地域の方も楽しく参加して頂けたのではと思います。
また、夕方から子供たちは子供神輿を元気いっぱい担いで仮設内を練り歩き、最後には大熊の盆踊りをみんなで踊りました。
今回は昨年よりも、大熊町の方にたくさんのお話を聞く事ができました。それらのお話を今後どうかたちにして発信してゆくのか、話し合いを進めていきます。
(赤木)

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結チーム「結の器ワークショップ」のお知らせ

結チームは今年度の活動として、まず始めに昨年のワークショップに参加して下さった方々にお話を伺いました。そこで聞いた、福島の共通の思い出である「桜」を今年のテーマとし、ワークショップを行っていきます。
今年度の結チームは「つながりの強化」と「新たなつながり」をチームの目標として活動していきます。ワークショップに参加して頂く方々に、形に残り、心に残るような桜模様の器を作って頂けるよう、ただいま事前準備中です。
今年のワークショップは9月14日(日)、21日(日)、28日(日)です。ワークショップ終了後は制作した器を使用しての食事会を行います。また今年の新たな試みとして完成した器を制作者の大切な人に贈り、この食事会に招待することを予定しています。今年も多くの方に参加して頂き、色々なつながりが生まれる事を願っています。(芸術3年  三宅)

【結の器ワークショップ】
日時:
第1回 [器づくり]9月14日(日)10:00-16:00(必ずご参加ください)
第2回 [釉薬かけ]9月21日(日)13:00-16:00(希望者)
第3回 [お披露目会・器を贈る会]9月28日(日)13:00-16:00(希望者)
食事会 10月19日(日)*予定
場所     : 筑波大学 アート&デザイン実習室Ⅱ
対象年齢:小学5年生以上
定員  :40名(先着順)
参加費 :無料
持ち物 :汚れてもよい服装、タオル、昼食(初回のみ)
応募方法: FAXまたはEmailにて件名を「結の器プロジェクト参加希望」とし、
氏名、年齢、住所、電話番号をお送りください。
FAX:029-853-2813
Email:yui.utsuwa@gmail.com
応募締切: 8月20日(応募者には8/27までに通知いたします)
問い合せ: 029-853-2813(8/9-8/17をのぞく平日9:00-17:00)

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万燈会「宙(そら)のカタチ」開催のお知らせ

潮来チームが8/13〜16に茨城県潮来市の潮音寺で行われる万燈会において、灯籠による光の演出を担当します。
潮音寺の万燈会は、毎年お盆の時期に約一万基の献灯により先祖への感謝の思いを込めて行われている行事であり、一昨年からは、東日本大震災で亡くなった方々への追悼と復興への願いも込められています。
今回、潮来チームは「宙(そら)のカタチ」をテーマに、地域の未来を担う子ども達の無限の可能性をイメージし、燈籠を星に見立てた光の演出を行います。
灯籠の設置には、一昨年、去年と潮来チームがワークショップを行ってきた潮来市立日の出中学校の生徒さんたちが手伝います。
ぜひご来場下さい。
(飯田)

【日時】
2014年8/13(水)〜16(土)
午後6時30分(点燈開始)〜10時 入場無料
※CR潮来チームによる演出が見られるのは13(水)、14(木)のみ
※雨天・強風によって万燈会中止の場合もあります。

【場所】
潮音寺(茨城県潮来市日の出)

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写真:大学内で行った設置テストの様子

「おおくまつくば夏祭り」開催のお知らせ

8月10日(日)に会津若松市の城北小学校北応急仮設住宅にて「おおくまつくば夏祭り」が開催されます。
丸太で組んだ巨大な櫓(やぐら)を中心に、やきそば・かき氷・ヨーヨーすくいなど様々な屋台が建ち並び、夜には盆踊りも行われます。
今年の夏祭りは、大熊町の方々と筑波大学の学生とが共同で計画し準備をすすめてきました。
近隣の方も他県の方も、スケールアップした「おおくまつくば夏祭り」にどうぞお立ち寄り下さい。

おおくまつくば夏祭り
日時:8月10日(日) 15時〜20時
場所:会津若松市 城北小学校北応急仮設住宅

おおくまつくば夏祭り

大熊町チーム 会津リサーチ

6月13日に、今年2度目となる城北小学校北応急仮設住宅の訪問に行ってきました。
目的は、仮設住宅の方々に対して「夏祭り」の計画を提案という形でプレゼンをし、その場で意見交換を行う話し合いのためです。
今回は、仮設住宅地区の方々に来場者としてだけではなく、夏祭りを作る側としてもかかわって楽しんで頂きたいという思いがあり、出店者や会場装飾と広報物の制作などの点での協力をお願いしました。
仮設住宅の方々の気さくな人柄から、終始笑いが絶えない楽しい雰囲気での話し合いとなった一方で、たくさんの指摘やアドバイスを頂き、良い意味での城北地区の方々との考え方や感覚との差を感じました。そしてその差を埋めることが「夏祭り」の成功にとって重要なことであるのではないかと思いました。
また、私達が思いつかないような面白いアイデアもたくさん提案され、非常に価値のある充実した話し合いになったと思います。
個人的には、遊びに来た学校帰りの子供たちの「お祭り楽しみ!浴衣着てくね!」という言葉がすごく印象的で嬉しくてみんなが楽しめる最高の夏祭りを作りたい!という思いがますます強まりました。

この話し合いでのフィードバックを無駄にすることなく生かし、今後も城北地区の方々との交流を通して、今回の夏祭りの1つの大きなテーマである「一緒にお祭りを作る、楽しむ」ということを忘れずに活動を続けていきたいと思います。
(社会学類 鈴木秋生)

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潮来チーム視察

潮来チームは、5月23日にチーム全員で潮来市へ現地視察に行ってきました。潮来市の日の出地区は東日本大震災で液状化現象などにより大きな被害が出た場所です。震災から3年たった今でも、すべての道路が補修されてはいませんでした。昨年と比べてきちんと舗装された部分、工事途中のままほとんど変わっていなかった部分を実際に見て、あまり報道されなかったその被害の大きさを実感しました(写真上)。

また水雲山潮音寺というお寺を訪問し、僧侶の橋本さんに日の出地区についてのお話を伺ってきました(写真下)。特に印象に残っているのが、幼稚園の復興が町を守ることにつながるという言葉です。ニュータウンである潮来市では親世代は故郷が別の場所にある人が多いですが、ここで生まれた子世代は潮来市が故郷になり、これからの街づくりを担うことになるかもしれません。潮音寺が経営する慈母幼稚園の活動を聞き、その積極的な姿勢に感銘を受けました。私も何か地域の力になりたいと改めて思いました。(芸術3年 山崎)

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潮来チーム視察140523(下)

コトノハチーム 南相馬視察

今年度より比較文化学類ともコードシェアされ、「コトノハチーム」が誕生しました。領域の特性を生かし、言葉をテーマとした活動を予定しています。まずは現地へ行ってみようと、5月10日〜11日の日程で福島県南相馬市を視察しました。(学生14名、教員4名)
1日目は、津波と放射線の被害に遭われた小高地区の方々が暮らす小池長沼西応急仮設住宅にお邪魔しました。相馬市小高区役所地域振興課の松本実課長からは被害状況と復興計画、自治会長の楽伸一郎さんからは仮設住宅での生活や問題点などを具体的に伺いました。また、小高地区の被害状況は一様ではないため、東部、西部、中央、それぞれの地域から避難されている方々のお話を伺いました。夜には株式会社北洋舎クリーニング代表取締役で「つながろう南相馬!」のサポーターである高橋美加子さん宅を訪問し、貴重な映像資料を見せていただくとともに、震災後にいち早くクリーニング店を再開された経緯などをお聞きしました。
2日目は、松本課長と福島県立博物館主任学芸員の金澤文利さんに案内していただき、小高地区を視察しました。ここは避難指示解除準備区域であり、2年後の帰還が決まっているそうですが、今はまだ写真のような状況です。仮設住宅から同行していただいた楽さん、玉川さん、稲村さんの悲しそうな表情を見ると、私たちも胸が締め付けられる思いでした。
陸前浜街道、相馬小高神社、かしま福幸(ふっこう)商店街、みちのく鹿島球場なども見学させていただき、机上では分かり得ないことをそれぞれが感じた2日間でした。(高崎)

01小池長沼応急仮設住宅レクチャー

02小高地区視察

大熊町チーム 会津リサーチ

5月10日-11日と会津若松市内にある、大熊町から避難してきた方々が暮らす
城北小学校北応急仮設住宅にお邪魔してきました。
今年でこの仮設での活動は3年目となりました。
皆で白玉団子を作りながら、今年の夏祭りはどんなことをしようかと、
仮設の方と一緒に作戦を練りました。
賑やかな雰囲気の中で、充実したリサーチになったと思います。

翌日は福島県立博物館を訪問し、大熊町から避難されて、会津や須賀川で
活動されている庄司さんと鎌田さんに、お話を伺いました。
またCRの活動をサポートしてくださっている県博学芸員の川延さんと小林さんにも
福島での様々な活動を紹介いただきました。
たくさんの人のお話を直接聞く事ができ、とても内容の濃い2日間でした。
(赤木)

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