今年度は8月22日(木)23日(金)9月25日(水)の3日間、集中授業として行われました。
生命環境系の野村港二先生、八木勇治先生、和田洋先生、医学医療系の小林麻己人先生、
三輪佳宏先生、広報室サイエンスコミュニケーターの渡辺政隆先生、芸術系の田中佐代子の
7名が指導にあたり、芸術専門学群のほか、医療科学類、地球学類、物理学類の学生約20名が
受講しました。
授業では芸術系と理系の受講生が、理系の担当教員ごとにひとつのグループになり、
「解説的なイラストレーション」と「アート重視のイラストレーション」両方のテーマに取り組みました。
また今年度からサイエンスライティングの課題も少し行いました。
各受講生が作成するアイデアスケッチを元にしたグループディスカッションを経て、
主にAdobe Illustratorを使ってイラストレーションを完成させていきました。
最後にグループごとにプレゼンテーションを行いました。
芸術専門学群と多領域学生との協働により、サイエンスを視覚的に効果的に表現することが
この授業の目的です。
芸術を学ぶ学生は、ビジュアルデザインの対象を理解するための実践的な
コミュニケーション力が身につき、さらにサイエンスの視点や主題を自身の制作活動に活かせ
るようになり、サイエンスを学ぶ学生は、自身の研究活動に役立つ、ビジュアル表現の技術や
経験がひろがり、さらに将来、イラストレーターやデザイナーと協働作業を行うために必要な
コミュニケーション力が身につくことを目標としています。
(田中)
課題テーマ:地震の発生から揺れを感じるまで〔解説重視イラスト〕
課題作成:八木勇治、イラストレーション作成:小堀詠美(生命環境学群地球学類4年)
課題テーマ:小さい氷ほど早く解けるの生物学〔解説重視イラスト〕
課題作成:和田洋、イラストレーション作成:竹中順子(芸術専門学群3年)