9月14日(日)
爽やかな秋晴れの下、結の器ワークショップ第1回が行われました!
福島県の双葉町、富岡町、樽葉町などから来られ、つくば市に住まわれている方々、つくば市在住の方、今回は留学生の方も参加していただき、賑やかな会になりました。今年は参加者の半数以上が、去年に参加してくださった方々で、「今年こそもっと上手く作りたい!」と意気込んでくださり、とても嬉しく思いました。
ワークショップ1回目の器作りということで、杯と碗をそれぞれひとつずつ、2つ割りの石膏型を使って作りました。
2人一組でペアを組み、石膏型の半分ずつを使って原型を作っていきました。はじめに制作した杯の方は、私たちスタッフがあらかじめ作っておいた桜柄の練り込み板を、碗の方はピンク色の粘土と白土を使って、模様を自分たちで考えながらオリジナル粘土板を作り、形を整えて、石膏の型の形に落としこんでいきました。そして2人の型を合わせ、最後に高台をつけて完成しました。
参加者の方は、それぞれの模様を考えるとき、初めて会う隣のペアの方と熱心に話し合っていたり、スタッフは作業の過程で困っていそうな方がいたら声をかけにいったりと、ワークショップはお互いに会話の絶えないものになりました。
参加者の方々が、学生による作業のデモンストレーションを見ながら「おお〜っ」と歓声をあげてくれた事、この部分はこんな工夫をしたと丁寧に話してくれた事、震災やこれからの生活に対して思う事など、器作りを通して器のことだけでなく、震災、被災、今の生活、これからのこと、様々なことがつながって見えたように感じました。
今まで会議を重ねて、何をするのか、何がしたいのか考え、淡々と準備を重ねながらこのワークショップの日を何とか迎えることができました。それぞれのスタッフがそれぞれの仕事をしっかり行ったおかげで良い1回目を迎えられたと思います。
次回は来週の9月21日(日)です。今回作った杯と碗の釉薬付けを行います。次回もみんなで楽しいものにしていきたいと思います!
(芸術3年 野口)
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結チーム「結の器ワークショップ」のお知らせ
結チームは今年度の活動として、まず始めに昨年のワークショップに参加して下さった方々にお話を伺いました。そこで聞いた、福島の共通の思い出である「桜」を今年のテーマとし、ワークショップを行っていきます。
今年度の結チームは「つながりの強化」と「新たなつながり」をチームの目標として活動していきます。ワークショップに参加して頂く方々に、形に残り、心に残るような桜模様の器を作って頂けるよう、ただいま事前準備中です。
今年のワークショップは9月14日(日)、21日(日)、28日(日)です。ワークショップ終了後は制作した器を使用しての食事会を行います。また今年の新たな試みとして完成した器を制作者の大切な人に贈り、この食事会に招待することを予定しています。今年も多くの方に参加して頂き、色々なつながりが生まれる事を願っています。(芸術3年 三宅)
【結の器ワークショップ】
日時:
第1回 [器づくり]9月14日(日)10:00-16:00(必ずご参加ください)
第2回 [釉薬かけ]9月21日(日)13:00-16:00(希望者)
第3回 [お披露目会・器を贈る会]9月28日(日)13:00-16:00(希望者)
食事会 10月19日(日)*予定
場所 : 筑波大学 アート&デザイン実習室Ⅱ
対象年齢:小学5年生以上
定員 :40名(先着順)
参加費 :無料
持ち物 :汚れてもよい服装、タオル、昼食(初回のみ)
応募方法: FAXまたはEmailにて件名を「結の器プロジェクト参加希望」とし、
氏名、年齢、住所、電話番号をお送りください。
FAX:029-853-2813
Email:yui.utsuwa@gmail.com
応募締切: 8月20日(応募者には8/27までに通知いたします)
問い合せ: 029-853-2813(8/9-8/17をのぞく平日9:00-17:00)
結チーム 展示開催中!
結チーム 窯出し&食事会
結チーム 釉薬付け
結チーム 素焼き
結チーム「結の器プロジェクト」②
9月8日に筑波大学で結の器プロジェクト第2回目が行われました。
前回作った石膏型に、色の違う2種類の粘土を張り込み、碗と杯を制作しました。
粘土を板状に切り揃えたり、型に張り込んだ粘土を丁寧に外して形を整えたりと、
少し難しい作業でしたが、みなさん真剣に取り組んでいました。
型から粘土を抜いた時には歓声が起こったり、
碗と杯の形を決める時にはペアの人と相談したり、
最後に碗と杯の裏に高台を付け、ようやく出来上がりました。
ひとりひとり違った個性的な器ですが、ペアの人と器の口が
ぴったり重なる素敵な器となりました。
この粘土を十分乾かした後、素焼き、釉薬付け、本焼きと
作業をしていきます。
28日には焼き上がった器が窯から出てきます。
自分たちで作った器でのお食事会が今から楽しみです。
(赤木)
結チーム「結の器プロジェクト」
9月1日に筑波大学で結の器プロジェクト第1回目が行われました。
南相馬市原町区、小高区、双葉郡双葉町、樽葉町、富岡町、浪江町、いわき市等から
つくば市に来られて生活されている方々が参加されました。
南相馬市小高区から来られた参加者と、双葉町から来られた参加者などの2人チームで
杯と碗の原形作りと、2つ割り石膏型を協力しながら制作しました。
サポートする学生と、参加者が協同でコミュニケーションを取りながら完成させました。
来週8日の第2回目は、今日制作した石膏型を使って杯と碗を制作します。
そして、制作した器とつくば市北条のお米を使って食事会も9月28日(土)
お昼に行う計画です。
残暑厳しい日でしたが、1日があっという間に過ぎました。
粘土に限らず、協同でかたちをつくる為には、必ず話をしながら相談して制作します。
自然と今の情況や、避難した時の話、もちろん原発の話などを共有しながら、
ちょっと非日常の制作活動でした。
参加者の「とても楽しい!!」との声にうれしさを感じました。
食事会で使用する北条米はくらっペ(Facebookくらっぺ日記)というつくば市北条地区で
活動している学生達との連携を模索しています。
(齋藤)
器を手づくりしませんか?
渡邊一成選手応援!パブリックビューイング第2日目、日程決定!!
渡邊選手がどの競技に出場するか決まっていなかった為決定できずにいましたが、渡邊一成選手応援!パブリックビューイング第2日目の日程は、8月の8日に決定しました。
また、本日第1日目としてパブリックビューイングを行いました。双葉の方や並木児童館の学童などがみえて、にぎやかな会になりました。また同時に開催した、発電!ミニチュア自転車レースも大好評でした。
8月8日、本日いらっしゃった方も来れなかった方もふるってご参加ください。(片岡)