創造的復興:視点構築論2・第4回目

視点構築論2・第4回目は、 社会学者の開沼 博さんをお招きし、「フクシマの現状と未来」をテーマに講演していただきました。
福島に原発が置かれた歴史的背景や原発の存在がつくりあげた地域状況についての話、「3.11が日本を変えたのではなく既に潜んでいた問題を事故が意識化した」という話などを聞きました。今後は見えない問題(コミュニティの復活や心身の健康維持など)に目を向けて、ニーズを拾い上げコーディネートしていく人材が必要であると伝えられました。私たちCRの活動もそれらを担っていると感じました。(橋本)

創造的復興:視点構築論2・第3回目

視点構築論2・第3回目は、渡 和由先生(筑波大学芸術系環境デザイン准教授)をお招きし、「Medium for Resilience from New Orleans 回復力のための媒体-ニューオリンズの事例と応用例-」をテーマに講演していただきました。
建築及び環境デザインにおけるイラストレーションの重要性について学び、異なる文化や業種、分野の人たちとの有効なコミュニケーション手段であることを再認識しました。概念や構造の共有は災害時にも役立ちます。また復興へのビジョン、復元した街のイラストには人々の生業があり、回復への姿を見ることができました。建物だけでなく周りの人々の生活に目を向けた復興支援を意識することができた講義でした。(橋本)

予告 創造的復興:視点構築論2・第3回目

4月26日(金)の視点構築論2・第3回目は、渡 和由先生(筑波大学芸術系環境デザイン准教授)をお招きし、「Medium for Resilience from New Orleans 回復力のための媒体 -ニューオリンズの事例と応用例-」をテーマに講演していただきます。(橋本)

会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:4月26日(金)16:45〜18:00
どなたでも聴講できます。

インゴ・ギュンター「RE-Nature」展

ただ今開催中のインゴ・ギュンター「RE-Nature」展では、日本の海岸線のコンクリートブロック壁を人口島に変えるプロジェクトに関連した作品を展示しています。日本の海底を撮影した作品やテトラポットを緑化する方法の提案など、自然の姿を取り戻すことを強く意識しながらも、アーティスト目線で解決へ導こうとしています。是非ご来場ください。(橋本)

会場:筑波大学 6A棟エントランスギャラリー
日時:4月19日(金)- 5/2(木)10:00から17:00  
   ※土・日・祝日はご覧になれません





創造的復興:視点構築論2 第2回目

視点構築論2・第2回目はアーティスト、インゴ・ギュンター氏をお招きし、「RE-Nature」をテーマに講演していただきました。ギュンター氏はテトラポットで埋め尽くされた日本の海岸線から自然の姿を取り戻すプロジェクトに取り組みながら、自然との関わり方を模索し続けています。「アーティストだから、真面目にも、不真面目にもできる。想像力を働かせて取り組む」と言い、様々な解決策を提示されました。このプロジェクトを一緒に推進していくボランティアを募集しているそうです。(橋本)

予告 創造的復興:視点構築論2 第2回目

4月19日(金)の視点構築論2 第2回はドイツからアーティストのインゴ・ギュンター氏をお招きし、「RE-Nature」をテーマに今まで継続的に行われてきたプロジェクトについて講演していただきます。また、4月19日(金)より関連展示が行われます。(橋本)

視点構築論2 第2回
「RE-Nature」インゴ・ギュンター
会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:4月19日(金)16:45〜18:00
※どなたでも聴講できます。講義は逐次通訳でおこないます。 

関連展示
「RE-Nature」
会場:筑波大学 6A棟エントランスギャラリー
日時:4月19日(金)ー5/2(木)10:00から17:00  
   ※土・日・祝日はご覧になれません

創造的復興:視点構築論2 第1回目

創造的復興:視点構築論2・第1回目はchim↑pomの林卯城竜太さんと林 靖高さんをお招きし、過去の作品紹介と「震災後のアートについて」を講演していただきました。
「震災直後、多くの作家がアートに何ができるかと悩み無力感を覚えたが、こういう時に表現しなければアートが無力であることを証明してしまう」という思いから震災後の作品は作られたとお聞きしました。作品や制作背景に対する学生たちの受け止め方は様々で、震災をテーマにした作品について考える機会となったようです。(橋本)

Chim↑Pom 展示開催中

4月12日(金)の視点構築論2 第1回の講義はChim↑Pomの卯城竜太さんと林 靖高さんをお招きし「震災後のアートについて」を講演していただきます。
講演に合わせて、震災後まもなく現地入りして製作された「気合い100連発」と、渋谷駅の岡本太郎の壁画に絵を付け足した行為を記録した作品「LEVEL 7 feat.『明日の神話』」を展示しています。

視点構築論2 第1回
「震災後のアートについて」Chim↑Pom(卯城竜太/林 靖高)
会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:4月12日(金)16:45〜18:00
※どなたでも聴講できます。

関連展示
「気合い100連発」
「LEVEL 7 feat.『明日の神話』」
会場:筑波大学 6A棟エントランスギャラリー
日時:4月5日(金)ー4/12(金)10:00から17:00  
   ※土・日曜日はご覧になれません





(橋本)

文化の力・東京会議の記事がアップされました。

2012年10月19日(金)・20日(土)に開催された「文化の力・東京会議」の記事がTokyo Art Beat『TABlog』にアップされました。
是非ご覧下さい。
記事の最後には、会議の記録映像を閲覧することが出来るUstreamアーカイブへのリンクが貼ってありますので、こちらもご覧下さい。(片岡)


Tokyo Art Beat 『TABlog』へ