創造的復興:視点構築論2・第9回目

視点構築論2・第9回目は、現代美術家/北澤潤八雲事務所代表の北澤 潤さんをお招きし、
「創造するコミュニティ」について講義していただきました。

福島県新地町で行われている<マイタウンマーケット>では、
地域の人が作り、地域の人が楽しむお祭りがつくられていました。
地域の文化行事となりえるお祭りの仕掛け方や機能の仕方など、
北澤さん自身が体験されたことを聞く事ができました。


創造力の失われた社会の中で、アートプロジェクトは社会に創造することを
思い出させてくれる。
創造することを再発見し、営み続ける共同体こそが「創造するコミュニティ」である。

そう語ってくれた北澤さんの活動は、今後、CRの活動をしてゆく学生たちにとっても
参考になる事例であると感じました。
(赤木)

創造的復興:視点構築論2・第8回目

創造的復興:視点構築論2・第8回目は、建築家であり筑波大学准教授である貝島桃代先生をお招きし、建築家による復興支援ネットワーク(アーキエイド)の活動について講義していただきました。アーキエイドでは、牡鹿半島を中心にサマーキャンプやワークショップなどを行い、浜の未来を考えたり高台移転計画、コアハウスの建設などを進めています。
どの活動も地域の素材を生かすことを大切にしており、自分たちの地域を誇りに思えることを目的とした支援活動のあり方はとても参考になりました。
Archiaid http://archiaid.org/


(橋本)

創造的復興:視点構築論2・第9回目の予告と関連展示のお知らせ

視点構築論2・第9回目は、現代美術家/北澤潤八雲事務所代表の北澤 潤さんにお越し頂きます。北澤さんは、全国各地でコミュニティを創造する活動を行ってきました。震災後には仮設住宅の中に「一日限りの手づくりの町」をつくりあげる『マイタウンマーケット』を企画しました。

『創造するコミュニティ』
会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:6月14日(金)16:45〜18:00

また、視点構築論2での講義に先駆け、今までの北澤さんの活動を紹介する展示を行っております。展示では《マイタウンマーケット》《リビングルーム》《放課後の学校クラブ》の3つの活動が紹介されています。

『北澤潤八雲事務所のプロジェクト』
会場: 筑波大学 6A棟エントランスギャラリー
日時: 6/11(火) -6/14(金) 10:00〜17:00









講義、展覧会ともにどなたでも参加できます。(片岡)

創造的復興:視点構築論2・第7回目

創造的復興:視点構築論2・第7回目は、美術家の小沢剛さんをお招きし、震災後の活動と福島に向けたまなざしについて講義していただきました。
小沢さんは子どもたちを喜ばせたいという想いから、避難所での凧揚げワークショップや、放射能の影響で外で遊べない子どもたちに室内でも楽しめる遊び場を提供するなどの活動をされてきました。また、どこからでも福島を発信できる機能を持った作品を作りたいとアフリカと福島を結ぶ作品を制作され、制作のためにガーナを訪れた時のエピソードを語ってくださいました。その作品は現在ヨコハマ創造センターにて展示されています。6/9(日)までの展示ですのでお見逃しなく!
「小沢剛 高木正勝 ―アフリカを行く」
http://www.yaf.or.jp/ycc/
(橋本)

予告 創造的復興:視点構築論2・第8回目

視点構築論2・第8回目は、建築家であり筑波大学准教授である貝島桃代先生にお越し頂きます。貝島先生は震災後、東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク(アーキエイド)に参加し、牡鹿半島桃浦、月浦、侍浜地区をフィールドに活動しています。この活動についてお話し頂きます。どなたでも聴講できます。

会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:6月7日(金)16:45〜18:00


(片岡)

創造的復興:視点構築論2・第6回目

創造的復興:視点構築論2・第6回目は、写真家の畠山直哉さんをお招きし、震災後のご自身の体験と写真の仕事について講義していただきました。
「本当と偽りの境はどこにあるのかを問い写真という似姿と向き合っている。リアリティの問題と向き合うことは写真の仕事における本質である。モヤモヤした居心地の悪さを写真を通して共有したい。」という話をされ、畠山さんの作品は自身の経験と地続きにあることを感じました。講義のなかには日常生活にも響く問いかけがあり学生たちもそれぞれ想いを巡らせていました。(橋本)

創造的復興:視点構築論2・第5回目

創造的復興:視点構築論2・第5回目は、大友 良英さん(ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家、プロデューサー)をお招きし、「プロジェクトFUKUSHIMA!を通じた活動について」をテーマに講演していただきました。
福島の人たちと外の人たちをつなげる中間領域としてこのプロジェクトを立ち上げたという話や、大風呂敷、旗立て、盆踊りなどこれまで行われたフェスティバルの紹介をしてくださいました。フェスティバルは参加者がそれぞれ好きな音楽やアート、ダンスなどどんなかたちでも参加でき、色んな立場や考えの違う人たちを結びつけてしまう魅力があります。大友さん自身が楽しんでこのプロジェクトを動かしていることが伝わってくる講演でした。(橋本)

予告 創造的復興:視点構築論2・第5回目

5月17日(金)の視点構築論2・第5回目は、大友 良英さん(ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家、プロデューサー)をお招きし、「プロジェクトFUKUSHIMA!を通じた活動について」をテーマに講演していただきます。(橋本)

会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:5月17日(金)16:45〜18:00
どなたでも聴講できます。