9月25日、日の出中学校訪問。今回訪問の目的は、文化祭装飾プロジェクトの具体案検討のた
めの現地視察・情報収集と、生徒さんたちへのプロジェクト参加呼びかけです。文化祭本会場で
ある体育館をはじめ、バザーや飲食コーナーのスペース、導線となる廊下や昇降口なども検討の
対象です。放課後、会議室では生徒会や美術部のメンバーに集まってもらい、今回のプロジェク
トの趣旨を説明して協力を仰ぎました。今後は互いにアイデアを出し合い、具体案を練っていき
ます。
復興支援に関わるには、出来る限り現地被災者の方々の気持ちに寄り添うことが前提ですが、
特に今回は時間的・距離的な制約があるのも事実です。今回のプロジェクトが日の出中学校の生
徒さん、先生方、そして保護者の皆さんを含めた地域の方々との新しい関係を築く第一歩となる
ことを願います。(上浦)
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Category Archives: 視点構築演習
会津・喜多方リサーチ ⑤
喜多方市役所では、各部署のご担当者から震災の影響についてお話を伺った。震災以前からある様々な課題や問題が、この震災後に浮き彫りになったことを実感した。(宮原)
会津・喜多方リサーチ ④
会津若松市内の城北仮設住宅。筑波大学のOBで、喜多方市で活動されている金親さんと一緒に伺う。金親さんは、筑波大学の安藤先生とともに仮設住宅の設計に関わった。地域の木材を使用した木造建築は、仮設住宅としての任務が終わった後も移築して使用することができる。金親さんのご紹介から、城北仮設住宅でお話をうかがう機会を得た。(宮原)
会津・喜多方リサーチ ②
大熊町より避難されて会津若松市内に住む庄子ヤウ子さん。震災直後から現在に至る様々な出来事や考えを伺う。また、会津木綿を活かした商品開発や、大熊町の記憶を伝える布芝居などの積極的な取り組みについても伺うことができた。(宮原)
会津・喜多方リサーチ ①
福島県立博物館。学芸員の川延先生より震災後の様々な芸術活動の取り組みについて、小林先生からは県立博物館が主催した「会津・漆の芸術祭」「東北へのエール」についてのお話を伺う。(宮原)
常総市石下西中学校と連携するアートプロジェクト報告
石下西中学校と連携するアートプロジェクト報告
震災で校舎を壊され現在プレハブ仮校舎で生活する常総市石下西中学校と連携するアートプロジェクトを進めています。その一環として、夏休み中の石下西中学校へ出向き、造形ワークショップを行いました。以下その報告です。
◎日時:2012年7月26日(木)8:30〜16:30
◎場所:常総市立石下西中学校 プレハブ仮設校舎美術室
◎参加者:
・石下西中学校 美術部生徒26名/美術担当教員1名
・筑波大学 芸術系所属学生10名/教員2名
◎内容:
1)旧校舎より回収した小物品を透明樹脂に封入したオブジェの制作
2)旧校舎廊下にあったフックを再利用したマグネット型壁掛けフックの制作
中学生たちは熱心に取り組んでくれ、各々2種の作品を仕上げることが出来ました。喜んでもらえたと思います。制作手順・材料用具など事前に相応の準備して行った結果、無事に終了できました。筑波大学学生は、準備段階から係わってもらいましたが、特に当日は、中学生たちと和気あいあいで接し、大活躍でした。作品は、筑波大学学園祭(10月6〜8日)、石下西中文化祭(10月27日)で展示の予定です。
(笹本)
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つくば市北条リサーチ
北条エリアチームでは、現地リサーチを行いました。
北条の歴史や竜巻の被害について、以前から北条で活動している建築デザインの安藤先生をはじめとし、地元振興会の方々にお話を伺いました。
また、地震や竜巻で被害を受けた蔵を実際に見学させていただき、災害後の活動、そしてこれからの方向性について伺うことが出来ました。
今回のリサーチでは、様々な具体的な要請を聞くことが出来ました。今回のことを糧として、これから何が出来るのか何をすべきか話し合っていきます。(片岡)
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日の出中学校ミーティング
8月17日、大学では潮来エリア担当のメンバーが集まり、日の出地区被災状況調査報告会と意見交換を行いました。24日には現地に赴き、日の出中学校の先生方とミーティングを行いました。中学校と大学との連携では実際にどんなことが出来そうか、現地の状況を具体的に聞くことで、可能性を探る第一歩となりました。
周辺の被災状況も視察してきましたが、液状化により歪んだ道路の復旧作業がそこかしこで行われ、まだまだ震災前の日常の風景に戻るまでには時間がかかりそうです。(上浦)
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いわきリサーチ
いわきエリアチームでは、8月21日から23日まで、現地視察を行いました。いわきの被災と復旧の状況を視察し、被災の体験談や市内の様子についてお話をうかがいました。また、市内のクリエイターの方々に震災後の活動を説明していただく機会を得ることができました。
最終日にはメンバー各自がテーマを持ち、取材の計画を企てて、市内に散開しました。取材後には報告し合って共有を図りました。報道等で見聞きしていた事柄が、人々の体験に基づくリアリティを伴って感じられたツアーとなりました。(林)
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