11月16日17日の2日間、福島県南相馬市原町の生涯学習センターで、
「ARTとの遭遇in南相馬」が開催されました。
彫塑コースや洋画コースの学生がそれぞれの特技を活かして
様々なワークショップを行いました。
当日はお天気も良く、たくさんの親子が遊びに来てくれました。
子供達は木を削ったり、石を積んだり真剣に制作していました。
出来上がったアクセサリーやオブジェを嬉しそうに見せてくれる子供達に、
やってみて良かったと、参加した学生達もとても楽しんでいました。
自分達が学んでいる芸術を通して何かできることがある、そう再確認できた
イベントであったと感じました。
(赤木)
Category Archives: チャレンジ学外演習
防災チームが高萩復興産業祭で防災ゲームを企画
防災チームが11月16,17日に茨城県高萩市で行われた高萩復興産業祭に参加し、坂道で学ぶ防災ゲームを企画しました。
地震発生時に避難経路となる坂道でゲームを企画することで、防災に対する意識を感覚として高める狙いです。
参加者はスタートの合図で坂を登り、途中の二地点でそれぞれ散らばった小物の中から避難時に必要なグッズを選び、ゴールの高台を目指して走ります。
大人も子供も、防災グッズを真剣に選びながら坂道を元気いっぱいに駆け登りました。
また、参加者には災害時の備えとして、防災チームが制作した高萩駅周辺の防災マップが配布されました。
この冊子は今後も高萩市役所から配布され、市民の自助をサポートするものとして活用が期待されています。(飯田)
潮来市立日の出小・中学校合同ワークショップ開催
潮来チームが10月31日に茨城県の潮来市立日の出小学校の四年生を対象にハロウィンイベント「紙袋でつくる仮面ワークショップ」を行いました。
元気いっぱいの小学生たちがそれぞれに趣向を凝らした仮面を紙袋で制作し、完成したものを被って写真撮影をします。
今回は、8月にワークショップを行った日の出中学校美術部の生徒が、CRの学生といっしょに小学生の作業をフォローしました。
潮来チームは、震災後の課題として露呈した新興住宅地間のつながりの強化をテーマとし、地域の教育拠点である小・中学校を連携させたワークショップを企画しています。
今回のワークショップの様子は、11月9日に行われた日の出中学校の文化祭で展示され、中学生をはじめ、来場した父兄や小学生たちの注目を集めました。(飯田)
2013 秋 ARTとの遭遇IN南相馬
彫塑コースと洋画コースの学生が主体となり、福島県南相馬市原町区で
石彫展と様々なワークショップが開催されます。
福島県産浮金石による石彫作品展や頭像制作のデモンストレーション、
木のかけらを磨いたアクセサリー作り、石の端材を組合わせたオブジェ作り、
石板に文字を刻む石彫体験、似顔絵屋さんなど、
大人から子供まで楽しめるたくさんの催し物が行われます。
南相馬市の市美展と同時開催となります。
ぜひ合わせてご参加ください。(赤木)
「2013 秋 ARTとの遭遇IN南相馬」
会場:福島県南相馬市原町区小川町322-1
原町生涯学習センター
日程:11月16日(土)10:00-17:00
11月17日(日)10:00−15:00
<お問い合わせ>
筑波大学芸術系柴田研究室
shibata@geijutsu.tsukuba.ac.jp
詳しい内容はチラシをクリック↓
週末アートスクール 展示開催
なわとびプロジェクトin小名浜!
小名浜本町通り芸術祭の期間中(2013年10月13、14日)に体感・体験ラボチームが行ったもう一つの企画「なわとびプロジェクト」の完成動画がYouTubeで配信されました。
小名浜で道行く人に学生たちが声をかけてなわとびを跳んでいただき、その様子を撮影して一人につき1ジャンプ、出会った人たち全員のジャンプを繋いで制作した映像作品です。
総勢200人による元気いっぱいのなわとびをぜひご覧ください。
(飯田)
Hop Stop Animation!〜進め、小名浜探検隊!
小名浜本町通り芸術祭2013の関連企画として、体感・体験ラボチームによるワークショップ「Hop Stop Animation!〜進め、小名浜探検隊!」が行われました。
一枚一枚少しずつ動いて写真を撮り、それを連続させてアニメーションを制作するストップモーションの技法を使って、参加者と学生スタッフが小名浜のまちを探検しました。
上映会にはたくさんの方にお越しいただき、参加された方々はストップモーションの不思議な動きに歓声を上げつつ、背景として映し出された小名浜の景色や子供たちの笑顔に見入っている様子でした。
また、同時開催の「なわとびプロジェクト」では、小名浜の道行く人に学生たちが声をかけてなわとびを跳んでいただき、その様子を撮影して一人につき1ジャンプ、出会った人たち全員のジャンプを繋いで映像作品を制作しました。
こちらは後日YouTubeでの配信を予定しています。
(飯田)
「ぼくらのラピュタ作戦」決行!
「Wall Art Festival」展示開催
筑波大学大学院2年生の田中みさよさんが中心となって、
「Wall Art Festival」の展示が始まりました。
「インド×アート×学校 Wall Art Festival」
日時:10月7日(月)〜10月15日(火)
時間:9:00~18:00
会場:6Aエントランスギャラリー
<トークイベント>
「交流の中で生まれるアートと、その可能性」
日時:10月15日(火)18:30~20:30
会場:筑波大学6A208
内容:Wall Art Projectのオーガナイザーや参加アーティストの方たちをゲストに迎え
トークイベントを開催します。イベント終了後、場所を移して懇親会も開催します。
Wall Art Festivalは、「アート×学校×支援!~アートがつなぐ笑顔。アートの力で生まれる絆。
~」をスローガンに掲げる芸術祭です。インドの中でも教育システムやインフラの整備が未だ
途上の村で、学校を舞台として過去4回開催されてきました。2010年2月に第1回が開かれそこ
から年に1度の芸術祭として回を重ね、第1~3回はインド・ビハール州・スジャータ村にて、
第4回はインド・マハラーシュトラ州・ダーネー地区ガンジャード村にて行われ、来年2014年も
ガンジャード村での開催が決定しています。
「この芸術祭のストーリーは日本の学生50人が、インドの小さな村の学校に校舎をプレゼント
したことから始まった。いちばん大切なのは、学校を建てることではなくて、建てた後の支援
だということに気づくのはしばらくたってから。”なんとかしなければ!”と始まったのが、
校舎の壁をキャンバスにした、白い壁さえあれば実現することを伝える芸術祭だった。
「アート×学校×支援」を掲げ、お金に換算できないアートをこの世界の各地に広めていく、
それが私たちの野望。
(「Wall Art Festival Book インドしろいかべのキセキ」より)
このプロジェクト自体は、震災を契機に生まれたものではなく、そして震災復興を目的として
進んでいる訳でもありません。しかし、人と人とがアートを介した関わりによってつながって
いく試みを実践しているという点において、創造的復興プロジェクトとWall Art Festivalは目的
の通うところがあるのではないでしょうか。
震災の起きた2011年、その年の5月28、29日に福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」
にて「Wall Art Festival in FUKUSHIMA」が開催されました。インドからのメッセージを避難さ
れている方々へ届けること、またWAF2011にアーティストとして参加された方々による展示・
ライブやワークショップなどが催されました。
このイベントの成功は、インドで実践されてきた”アートを通じた関わり”のつながりの上にあ
ります。交流の中で生まれたつながりを自然と、次のつながりへつないでいくこと。この真摯
な姿勢と、そして関わる人々の情熱によってまわっているサイクルが、芸術祭を力強く前へ押
し進めています。Wall Art Festivalの活動をこのギャラリーで紹介させていただくことで、触れ
られた方ひとりひとりに、何か気づきがあれば幸いです。どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
人間総合科学研究科専攻総合造形領域博士前期過程2年
Wall Art Festival 報告会実行委員会
田中みさよ