STATEMENT

『face』
①【名】顔。顔面。
②【名】表面。
③【動】向く。直面する。立ち向かう。

私たちの暮らしは今、常に「膜」に覆われている。
パソコンのディスプレイ、透明なビニール。買い物をする時、授業や仕事に取り組む時、親しい人と会話する時、それらは日常の中でどこにでも存在する。 生活を脅かす恐怖から身を守るために、私たちはこれらに覆われなければ他者と接することができなくなった。 そこでは、常に相手の表面にしか、触れることも見ることもできない。膜に守られ、遮られ続ける中で、私たちは何かに向き合うこと自体を忘れていないだろうか。
自分の身体をもって状況に直面するとき、見えてくるものは何か。今、何と向き合うことができるのか。不自由な世界のどこに存在することができるのか。投げかけたものを受け取ってくれるのは誰なのだろうか。それぞれが対峙すべき対象を見定めながら、行動の一つ一つをもって、困難な現状へと応答する。
私たちは遮られながらでも、何かに立ち向かい続けることを止めない。

ABOUT

本企画は、筑波大学芸術専門学群総合造形領域の授業「展示造形・パフォーマンスI・II」の成果発表として開催されます。今年度は、感染症拡大が懸念される状況への応答として、例年から形式を大きく刷新しての展開となります。各パフォーマンスが個別の場所と時間に設定され、さらに現実空間とオンライン上の両面に渡って実演されます。また、全員の参加によるパフォーマンスでは、互いに接触を絶っていたパフォーマーたちが、オンライン上で連携します。



日時

2020/10/31


時間

13:00~19:00


場所

筑波大学体芸エリア/本ウェブサイト


主催

筑波大学芸術専門学群


PLACE

マップ上のポイントは、オフラインで実演される場所です。オンラインのバージョンがあるパフォーマーは、そのリンクが本ウェブサイトにて当日公開されます。

TIME TABLE

ARCHIVE

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