筑波大学総合交流会館 / The 30th Anniversary Hall, University of Tsukuba
筑波大学創立30周年を記念する総合交流会館の基本設計は、本部棟南西の敷地で2000年にスタートした。その後いくつかの紆余曲折を経て、敷地を大学会館西側に移して2005年に設計が再スタートすることとなった。大学会館2階の既存の中庭に、ループ道路側から矩形の「ガラスの箱」を架け渡して実現した総合交流会館は、学内外のさまざまな交流や情報展示のために外に開かれた透明な空間である。ループ道路から大学会館への直接的なアプローチを提供することで、総合交流会館には大学の新たなエントランスとしての象徴機能も付加された。