BMB2010 フォーラム企画
プロに学べ!魅せるサイエンスイラスト!
How to prepare attractive and faithful
scientific illustrations ?
生命科学を言葉だけで説明することは難しく、サイエンスイラストの活用が効果的です。“わかりやすく” 伝える技術は、科学の素晴らしさを一般市民に伝えるのに役立つだけでなく、専門化・高度化が進んだ研究者間のコミュニケーションにも必要です。論文や総説・発表や教育用スライド・各種申請書・案内などに、わかりやすくインパクトのあるポンチ絵やモデル図がつくと、読者や聴衆の興味と理解がぐっと深まります。しかし、魅力的でかつ内容を正確に伝えるサイエンスイ
ラストは簡単には描けません。
本フォーラムは、昨年度の生化学会大会・市民フォーラム「磨いて活かせ!サイエンスイラスト」の続編です。予想以上の反響のため、今年度も企画しました。研究者・イラストレーター・雑誌編集部の方々に、どんなイラストが魅力的で効果的かをお伺いし、さらに、具体的なテクニックやアイディアも紹介していただきます。プロの技を学びながら交流を深め、“魅せる”サイエンスイラストを目指しませんか?
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻 准教授
1989年 筑波大学芸術専門学群卒業。1991年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。1993年よりグラフィックデザイナーとして企業に勤務。2002年より筑波大学でビジュアルデザインの研究・教育に携わる。現在は「科学者のためのサイエンスイラストレーション作成ガイド」について研究を行い、日本サイエンスビジュアリゼーション研究会の代表としても活動している。東北大学大学院生命科学研究科植物生殖遺伝分野教授
1965年愛媛県今治市生まれ。1988年東北大学農学部卒。1994年博士( 農学) 取得。 2005年より東北大学大学院生命科学研究科教授( 現職)。専門は植物生殖遺伝学。Nature, Science などに論文を100報以上発表。こうした研究活動と平行して、150件以上の出前講義を行い、東北大学「科学者の卵 養成講座」実行委員会・運営委員を担当。SSH(Super Science HighSchool) 運営指導委員会委員、学校評議員等も併任。
GRiD CO.,LTD代表
日経サイエンス誌、アートディレクター
NPGネイチャーアジア・パシフィックNature Photonics 編集部、アートエディター
ニュージーランド・オークランドの近くの小さな島で生まれ育つ。2000年、CG デザイン科を卒業後、ロンドンに移り、2002年からNature本社でフリーランサーとして仕事を始め、翌年常勤になった。その間「Nature Reviews Genetics」 と「Nature Reviews Microbiology」のプロダクションエディターとして活動した。2007年からNature 東京オフィスのNature Photonics 編集本部にアートエディターとして参画し、現在に至る。関西出身の妻を持つ。
オーガナイザー:小林 麻己人(筑波大学 TARAセンター)三輪 佳宏(筑波大学 基礎医学系)
プログラム
共催:筑波大学TARAセンター若手挑戦型プロジェクト 三輪プロジェクト
筑波大学研究戦略プロジェクト「サイエンスビジュアリゼーションの学際的・国際的交流基盤の構築」
科学研究費補助金 基盤(C):「科学者のためのサイエンスイラストレーション作成ガイド」
配布資料・スライド
記録画像